【MyGPTs】Private APIを呼び出し可能なカスタムGPTの作成方法

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こんにちは、DXCEL WAVEの運営者(@dxcelwave)です!

こんな方におすすめ!
  • GPTsで独自のカスタムGPTを作成したい!
  • MyGPTにシークレットキーを渡してプライベートAPIを呼び出したい!
目次

【OpenAI】MyGPTsについて

MyGPTsとは、特定の目的に合わせてカスタマイズされたGPTモデルを指します。

MyGPTsの作成にはGPT4の利用が必須です。

MyGPTsは、特定の個人やGPT4を利用する全てのユーザー向けに一般公開することができます。個人として利用する他、組織や全体を跨いだ様々な利用方法があるのが魅力の1つです。

プライベートAPIが呼出可能なMyGPTsの作成方法

それでは実際にプライベートAPIを呼出可能なMyGPTの作成方法について解説します。

【事前準備】MyGPTをもとに呼び出すAPIのスキーマ作成

カスタマイズされたMyGPTを元にプライベートAPIを呼び出すには、APIスキーマ情報を渡す必要があります。

APIスキーマ情報は、ChatGPTの画面を開き、以下に示すプロンプトを実行することで取得可能です。

この時、<----- ここにAPIドキュメントがあるURLを入力 ----->の部分に実際利用するAPIのドキュメント情報が含まれたURLを添付した上で以下のプロンプトを実行するようにしましょう。

## background
I am planning to create MyGPT and call an api from it.
Therefore, I would like to make a OpenAI schema to call it.

## question
please refer to this api document and create an OpenAI API schema:
<----- ここにAPIドキュメントがあるURLを入力 ----->

## OpenAI schema template
Here is an example of api schema template.

{
  "openapi": "3.1.0",
  "info": {
    "title": "Get weather data",
    "description": "Retrieves current weather data for a location.",
    "version": "v1.0.0"
  },
  "servers": [
    {
      "url": "https://weather.example.com"
    }
  ],
  "paths": {
    "/location": {
      "get": {
        "description": "Get temperature for a specific location",
        "operationId": "GetCurrentWeather",
        "parameters": [
          {
            "name": "location",
            "in": "query",
            "description": "The city and state to retrieve the weather for",
            "required": true,
            "schema": {
              "type": "string"
            }
          }
        ],
        "deprecated": false
      }
    }
  },
  "components": {
    "schemas": {}
  }
}

上記で得られた出力結果は後述で活用するため、お手元にメモしておきましょう。

MyGPTの作成

MyGPT経由でプライベートAPIを呼び出し可能なGPTを作成します。

はじめに、以下の手順に沿ってMyGPTを新規作成しましょう。

ChatGPT画面からMyGPTsを選択

まず、右下アカウント画面から「MyGPTs」を選択します。

Create a GPTを選択

「Create a GPT」を選択します。

MyGPTの概要・役割編集

ここから実際にカスタマイズされたGPTを作成していきます。まず、上図に示す「Name」「Description」「Instructions」をそれぞれ入力しましょう。

ここまでで「GPTが実行するタスクの定義」まで作成完了したと言えます。

MyGPTが呼び出すAPI情報の入力

ここから、上記で作成中のGPTがプライベートAPIを呼出できるようにする方法を後述します。

Create new actionを選択

MyGPT編集画面の最下部にスクロールすると「Create new action」というボタンがあるため、クリックします。

APIキーを登録

new action画面を開くと、API認証情報が登録できる部分があります。

「Authentication」をクリックし、上図の手順でAPIキーを登録しましょう。

APIのスキーマを登録

APIキーの登録後、画面下部に「Schema」を編集します。SchemaにプライベートAPIの仕様を補足することで、登録したAPIキーとSchema情報をもとに、GPTがAPIを呼び出しできるようになります。

Schemaには、前述でChatGPTから取得したAPIスキーマをそのままコピー&ペーストすると良いです。

これでプライベートAPIがMyGPT経由で呼び出しできるようになりました。

動作テスト

最後は、作成したGPTに対してチャットを送信し、APIで取得した情報が返ってくるか確認しましょう。問題なければ「SAVE」ボタンで作成したGPTを保存すると、今後様々な人に使ってもらえるようにもできます。

【参考】PythonによるLLM実装|ChatGPT・LangChain

本記事では、PythonでLLMを構築し、様々なタスクをこなす機能の実装方法を多数解説しています。

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