【Python】日本株銘柄のファンダメンタルズ分析実践|システムトレード入門

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こんな方におすすめ!
  • Pythonを用いた株式投資のファンダメンタルズ分析に興味がある
  • 株式投資のシステムトレードを実現したい
目次

【株式投資】ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析とは、企業の財務・経済的な健全性を評価し、株式の適正な価値を見積もるための方法です。株式の長期的なパフォーマンスを評価し、株式を購入・売却の意思決定をサポートします。

【参考】厳選した株式投資におすすめの証券口座一覧

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【事前準備】Pythonによるファンダメンタルズ分析の環境構築

Pythonによるファンダメンタルズ分析実践に際して、必要な事前準備に対応します。

株価・財務データが取得可能なAPIの利用申請

【引用】J-Quants公式ページ:https://jpx-jquants.com/?lang=ja

本記事では、ファンダメンタルズ分析に必要なデータをJ-QuantsのAPIをもとに取得します。

J-Quants APIの利用手順は以下記事で詳しく整理していますため、以下記事のリフレッシュトークン取得の部分までは事前にご確認ください。

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【Python】日本株銘柄の株価・財務データの取得方法|株式自動売買入門 株式投資のファンダメンタルズ分析に興味がある方向けに「Pythonで株価・財務データを取得する方法」について解説します。

Pythonライブラリのインストール

ファンダメンタルズ分析に必要なPythonライブラリとして、以下をインストールしましょう。

Pandas

データの加工を行うためのライブラリです。

pip install pandas

Plotly

グラフの表示が可能なデータ可視化ライブラリです。

pip install plotly

【実践】Pythonによる日本株式銘柄のファンダメンタルズ分析

それでは実際にPythonコードを記述し、日本株銘柄のファンダメンタルズ分析を実践します。

API認証情報を設定

はじめに、Pythonコードの先頭に以下のAPI認証情報を記述します。

前述したリフレッシュトークンをREFREAH_TOKEN部分にセットしましょう。

import pandas as pd
import plotly.express as px
import requests
import json

# =============================================================
# リフレッシュトークン(お手元のメモを貼付)
# =============================================================

REFRESH_TOKEN = "............"

# =============================================================
# API認証情報取得
# =============================================================

# idToken取得
req_post  = requests.post(f"https://api.jquants.com/v1/token/auth_refresh?refreshtoken={REFRESH_TOKEN}")
idToken   = req_post.json()["idToken"]

【データ取得】財務データ

後述のファンダメンタルズ分析に際して、各種銘柄の財務データを取得します。以下コードを実行しましょう。

コード

import pandas as pd
import plotly.express as px
import requests
import json

# ===============================================================
# 分析銘柄コード(例)
# ===============================================================

Code_list = {
        "ソニー":       6758,
        "パナソニック":  6752,
        "富士通":       6702,
        "トヨタ":       7203,
        "ホンダ":       7267,
        "日立":         6501,
            }

# ===============================================================
# 最新の財務情報取得
# ===============================================================

Code            = [] # 銘柄コード
Company         = [] # 会社名
Date            = [] # 開示日
NetSales        = [] # 売上高
OperatingProfit = [] # 営業利益


for key, value in Code_list.items():
    # APIコール
    headers = {'Authorization': 'Bearer {}'.format(idToken)}
    urlPath = f'https://api.jquants.com/v1/fins/statements?code={value}'
    req     = requests.get(urlPath, headers=headers)
    result  = req.json()
    
    # 結果格納
    Code.append(value)
    Company.append(key)
    Date.append(result["statements"][-1]["DisclosedDate"])
    NetSales.append(int(result["statements"][-1]["NetSales"]))
    OperatingProfit.append(int(result["statements"][-1]["OperatingProfit"]))
    

# ===============================================================
# データ加工・出力
# ===============================================================

# 項目定義
columns = {"銘柄コード":Code,
           "会社名":Company,
           "開示日":Date,
           "売上高":NetSales,
           "営業利益":OperatingProfit,
          }

# データフレーム
df = pd.DataFrame(columns)

# 出力
print(df)

出力イメージ

上記実行後、次のような出力イメージの結果が取得できます。

# 出力
print(df)

# 出力イメージ
#    銘柄コード     会社名         開示日             売上高           営業利益
# 0   6758        ソニー      20yy-mm-dd       100000000         100000000
# 1   6752    パナソニック     20yy-mm-dd       100000000         100000000
# 2   6702        富士通      20yy-mm-dd       100000000         100000000
# 3   7203        トヨタ      20yy-mm-dd       100000000         100000000
# 4   7267        ホンダ      20yy-mm-dd       100000000         100000000
# 5   6501         日立       20yy-mm-dd       100000000         100000000

この他にもresultを出力いただくと他多数の財務データが参照できます。今回は代表的な財務指標のみ抽出しています。

【分析例】営業利益率を比較

前述で取得したデータフレームdfをもとにファンダメンタルズ分析を実践します。

今回は例として、会社毎の営業利益率を算出し、グラフでの比較を試みます。

コード

import pandas as pd
import plotly.express as px
import requests
import json

# ===============================================================
# データ加工
# ===============================================================

# 営業利益率を計算
df["営業利益率[%]"] =  ( df["営業利益"] / df["売上高"] ) * 100


# ===============================================================
# グラフ作成
# ===============================================================

# 書式設定
fig = px.bar(df,               # データソース
             x='会社名',        # X軸
             y='営業利益率[%]',  # Y軸
            )

# 出力
fig.show()

出力イメージ

コードを実行すると、上図のような出力結果が得られます。

【参考】株式投資の自動化|Pythonによるシステムトレード

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